スクラムは以下のような手順で行います。
バックログの作成
まずは優先度や時期を問わずメンバーで今思いつく限りのタスクを洗い出し、チームで一つのリストを作ります。たまったリストは「(プロダクト)バックログ」となります。
(スプリント)プランニング
これから開始するスプリント内での目標や何を提供しなくてはならないのかを考えて先ほど考えた「バックログ」の優先度付けを行い、優先度に基づいてスプリント中に取り組むタスクを追加・選択してチームの「スプリントバックログ」を作成します。
※スプリント=固定された期間のことで、2~4週間で固定して繰り返します。
※優先度付けは「プロダクトオーナー」が行いますが、チームごとで活動・提供すべきものの優先度付けをする役割を立てましょう
スプリント(スタンドアップミーティング)
スプリント中はメンバー全員がスプリントバックログに選択したタスクを完了させ成果物を提供することにコミットします。それに加え、理想は毎朝決まった時間に15分間で、昨日やったこと・今日やること・今抱えている課題(作業の妨げとなっているもの)をメンバー間で共有します。
レビュー(または提供)
スプリント終了時に、スプリント内のでの成果を関係者と共有し、評価します。
振り返り(レトロスペクティブ)
成果の共有の後はスプリントでの活動自体の振り返りをします。
良かったこと(Keep)、改善が必要なもの(Problem)、トライすること(Try)を振り返って分析します。(※KPTと呼ばれます進め方があります)
スクラムは、経験的学習に基づいて継続的にチームを最適化させるフレームワークです。
改善が必要なことはどんどん共有して、チームで解決していきましょう。振り返り&改善アクションで活動の質を高めていくことができます。
基本的に、実行中のスプリントへのタスク追加や削除はしません。
(※「スコープ変更」と言います)どうしても必要な場合は、メンバーやプロダクトオーナーと話し合って決めます。スプリントの期間は絶対に延長しません。タスクが終わっていなくてもスプリントを完了させます。新規タスクは基本的には、「(プロダクト)バックログ」に追加し、次のプランニング時に検討します。